椅子:アーロンチェア

 
ぼくが毎日多くの時間その上で過ごすアーロンチェア(ランバーサポート、フル装備)を、撮影。




 
このイカツイ椅子が世間でどれだけの知名度を持っているのか知らないが*1少なくとも、ぼくにはとてもフィットして、大いに快適なのである。
製造メーカーであるHerman Millerのウェブサイトで示される公式な定価は、正直、ちょwwwありえねー、っていう領域なのだけれど、画像の我が椅子は中古リサイクル品であり、いくつかの幸運が重なった結果、半値、、でもなく、さらにそれ以下の値段で手に入れることができた。

以前座っていた、PCデスクにセットで付いてきたしょっぼい椅子とは比較にならない。あれは本当にチープな代物だった。座面は幅も奥行きも狭く、全体的に大量生産品の悲哀漂う凡庸なつくりで「だってオマケですよ?わかってる?オ・マ・ケ、なんですよ?」みたいな主張がにじみ出ていた(そのくせまともに買ったら一万円とかするのだ、たぶん)。
加えて、ぼくは椅子に座る姿勢が非常に悪く、それは具体的に言うと、すわっていると段々に尻がずるずる前へすべりだし猫背もどんどん激しくなるという悲惨なもので、人間工学的に否定されている椅子の座り方だとかいう「背もたれと臀部の間にスペースが空いてしまうような……」なんてレベルを遙かに超えてしまっていた。

というわけで、長いこと座っていると超尻とか腰とか背中とか痛くなってしまっていて、しかもそれが昨年からどんどん酷くなってきていて、うっかり椅子で居眠りしながら二時間後とかに目覚めると、ギャー尻が痺れてる!っていうところまできていたから、おおむねPCの前で作品を書くぼくとしては、まともな椅子の確保が緊急の課題だったのだ。





 
中古とは言え、これまで家具に大枚はたくなんていう発想自体が存在しなかったぼくにとっては大きな買い物だったが、この安定感からしたら安いものだった、といまは思う。
余裕のある広さと独特の弾力を持った座面、背骨と骨盤を的確に支えるサポーター付き背もたれのデザイン、座面の角度を前傾姿勢のまま固定!できる「前傾チルト機能」、細かいカスタマイズが可能なアームなど、細部までしっかりした作りはまさに別次元のプロダクト。あぐらをかいてもまったく疲れない。
この椅子に変えてから、「L座り」*2の癖も治まった。


おかげで脳もすっきり!書くテキストの質も大幅にあが、あが、あが・・・・、
とまで言い出すと、ケーブル通販にありがちな宗教入ってるトーン出てくるので、止めておくけど(笑。


保証は効かないから(繰り返すが、正規ルートではない中古だから)、せいぜい大事に使って、長く付き合っていきたいものである。

*1: wikiには【 1990年代後半においてインターネット・バブルの象徴であり、ビジネスの成功者やセレブのオフィスにさりげなく部屋に置かれたグラビアなどが多数みられた。テレビドラマなどにおいても成功者の象徴として、経営者役などの部屋にはアーロンチェアがさりげなく置かれている 】なんて書いてあったが、なんかすごく嘘くさい。でも【 画期的なデザインのためニューヨーク近代美術館において「永久コレクション」としての地位を獲得している 】というのは凄い 

*2: デスノートでLがやってた、こーいうやつ→http://ch10275.kitaguni.tv/e652763.html