素描 : 9.23


朝から涼しい。
バイトに向かうため、駅へと走る躰を包む空気がひんやりと快適。雨の気配。天気予報どおり、午前の、帰宅途中から大雨。今日から一気に秋に切り替わるのだという。夏がついに送葬されるのだという。さびしい気もするが、躰は楽になる。
毎年、同じ感想を覚えて、同じことを書いている。mixiを読み返すと、それが実感できる。
空気がなんだとか、陳腐極まりないことを毎年毎年書いている。苦笑してしまう。



ラップトップPCを買い換えようと思っている。
いまぼくが使っているノートは5年前のdynabookで、まだそれなりに動くし、トラブルなども殆どないのだけれど、もうHDDがわずか数ギガしか空いていないし、起動するとブヴォォォーーンというとても危険な音もたてる。
そして、小説を書くときに使うAdobeInDesignも近々CS2からCS5にバージョンアップさせる予定でいて、そうなるとdynabookのOSは麗しのXPだから、色々と不都合がありそうなのだ。
候補の最右翼は台湾のacerで、AS3820T-N52Bをヤフオクで入札したりしている。InDesignのバージョンアップも含め、なるべく10万以内ではおさめたい。



ノートを新調したら、新宿で朝のバイトを終えたあと、電源がとれる店で少し作品を書いたりしてから帰宅するスケジュールにしようと思っている。
春先に購入したアーロンチェアの座り心地は快適だし、自宅の環境はぼくにとって現状、とても良いのだが、ラップトップを抱え、都市の片隅で芸術など一顧だにしない人たちに紛れながらコッソリと新しい一行を書く、あるいは書けない、そんな状態に身を置くことも、同じように重要なのだ。
あのサイズは、自分が書いて作り上げてゆく世界を、すべて自分に収まる範囲で把握できる気がして、気に入っている。絵を描く場合も、テキストを書く場合も、ぼくの身体感覚は、志向は変わらないのだ。



夕食後に、一昨日更新したバーネット・ニューマンの日記をまた読み返す。
すると、もう少しだけ、美術における認識の刷新とはどのようなことなのか?そんなことについて結論もなく書きたくなるが、いつの間にか、こんな時間である。もう眠い。また明日(というか、今日)にしよう。


おやすみなさい。