素描:2010.12.31
- 大晦日だ。
- もうすぐ、2010年が終わるということだ。
- 「アッと言う間だった!」「年々、月日の経過が、早く感じる」
- こうしたひどく月並みな文言ばかりが、強く「からだ」に実感される。そのたび、自分の語彙の凡庸さにたじろがざるを得ない。まさに、唖然としてしまう。
- 27日から30日まで、ネットカフェも無く、WiFiも来ていない新潟の温泉地に家族で出かけていたこともあって、「一年を振り返る」(これもまた凡庸な発想)みたいなエントリを書くことができなかった。
- 回想メモとして留めておきたいこと、はあるのだけど、一年の記憶というものは曖昧で、とぎれとぎれにつけていた自分の(辞書的な意味での)日記を読み返さないと、読むに値するものが書けそうにない。
- しかたないので、新年の気分を抱いたまま昨年を振り返る、という間抜けなことをしようかと思っている。
- きょうは、友人知人を五、六人ほど呼んで、自宅地下室でだらだらと酒を呑みながら、だらだらと年を越す。
- 長期間にわたり、不健康なトレーニングをして肉体を鍛えた不健康な男たちが区切られた空間で殴りあったり、腕や首を締め上げたり、もつれあったりする、退廃的な催しを見て、発作のように笑いながら、酒を飲むのだ。ああ野蛮。
- もう六年くらい、こんなふうにして、新年をむかえている。始めたころは、まだノゲイラもヒョードルも強かった。そんな時期だった。あっと言う間だ、、とまた繰り返してしまう。
- では、皆様、よいお年を。