告知:【公開特別講義 キューバ・アンダーグラウンド】
【公開特別講義 キューバ・アンダーグラウンド 21世紀 キューバ文化の私的観測】
- 上映される作品を作った作家たちは、第51回ベネチア・ビエンナーレにも出たタニア・ブルグエラ(Tania Bruguera)がハバナ大学に開いていた私的なゼミの受講生。
- その作家たちから作品を受け取って、遥か遠いここ日本でそのレクチャーをする樋口仁志さんは、ぼくがハバナに滞在していたとき、色々とお世話になった方。
- 約9年間、ずっとキューバに住んでいたという驚愕の経歴を持つ(分かる人にはその凄さが分かるでしょう)、非常にユニークなキャラクタの方で、氏独特のキューバ・ラテンアメリカ社会への、そしてそこから解剖的に観察される日本社会への批評的視点を持ってらっしゃいます。
- 昨日リハを見学して来ましたが、まだ殆んどが(特にアジア圏で)世界に流通していない作品群は、実験性というより政治的批評性や物語性が強く、そして映にせよ音にせよ、どこまでも、あくまでも「キューバ」であり、個人的にたいへん心地良いものでした。
- 加えて、やはり樋口さんの独特の話術からなる解説が実に面白い。日本にいるときより、ハバナでふらふらしていたときの方が自然に見える人がキューバ人の作品について語る姿は、他ではあまり観ることができません。
- 以後ほとんど無いであろうかなりマレな企画なので、お時間のある方は是非!